420型ハンチングの2023FWシーズンモデルが入荷しました。
①生地について
今回使用したのはウール100%を使ったヘリンボン組織のツイード生地で、スーツなどに使われるようなしっかりとした打ち込みの高級感のある素材です。
紡毛糸を使って織られたウールツイード生地はザックリした肌触りで、やさしい温かみがあり、また繊維の中に空気を沢山取り込める為にとても軽く、保温性に優れているのが特徴です。
ツイード生地は、先染めの糸を何色も使用して織り上げていますが、コチラで使用したのはブラウンをベースにオリーブグリーンを始め数色を杢調にMIXして織られています。ツイードならではの奥行きのある細かな織り模様で、飽きの来ない秋冬の代表素材として長い間楽しめる事でしょう。
②ブリムについて
今回も柔らかいスポンジ材料のペフ素材で製作しました。着用時の固いポリ芯とペフ芯の差は無く、折りたたんでもOKなペフ芯は扱いが楽なのも嬉しいポイントです。
③裏地について
裏地には「小松マテーレ」が開発した環境配慮型クールストレッチファブリックの“COOL DOTS”を使用。微細な空気孔が無数に空いたポリエステル100%のメッシュ生地で、通気性・撥水性・吸水性・速乾性など、複合的な機能性を備えたメッシュ素材として様々なアパレルシーンで使われています。
④洗濯について
ウールツイード素材は水洗いしてしまうと、ウール糸の繊維が縮んでしまいまい、また水分を含ませたまま脱水をしてしまうとフェルト化の恐れがあります。お手数ですがお近くのクリーニング店にてドライクリーニングをオススメします。
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CPHのハンチングの中でも一番小さなシルエットが特徴の420型ハンチング。昔の日本では鳥打ち帽と言われ、漢字のごとく狩猟用帽子として生まれました。現在では様々な切り替えで構成されるハンチングがありますが、この切り替えが最もベーシックな形で、フラットトップ、モナコハンチングなどとも言われています。
ハンチングのパターン(型紙)の製作は構造上とても難しく、被った時に余計なシワが出てしまうものが多くあります。CPHでは何度もパターンの修正を重ねることで無駄なシワが出ない綺麗なシルエットを追求しました。型紙では吸収しきれないシワなどはブリム先端内側にウレタンを仕込むことにより無理なく自然なボリュームを確保しています。また少しだけ後部を深く作る事により被った時の安心感をプラスしました。
正統派のハンチングとして「基本」に沿って製作したコンパクトハンチングですが、その細部には細かい拘りが沢山詰まったCPHのベースとなるハンチングです。
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※こちらの帽子は表記サイズより若干大きめなサイズ感で製作しています。帽子内側にはサイズを2~3cm小さくする事が出来る調節アジャスターを内蔵していますので、是非この機能を利用してご自身で丁度良い被り心地の調整をお願いします。
■商品情報
型番 :420WH
素材 :表地 ウール100% ・裏地 ポリエステルメッシュ100%
カラー:ブラック&ブラウン、ブラウン&オリーブ
サイズ:S/M (約58cm)・M/L (約59,5cm)
調節 :内部アジャスタースベリ仕様
深さ :約12cm
ブリム:約5cm
芯素材 : ペフ芯
原産国:日本製